こどもの日

ーー”こどもの日”

自分を育ててくれた両親に感謝を

 

今日は何の日かご存知でしょうか。5月5日今日は「こどもの日」です。端午の節句とも呼ばれ、子どもの健康や活躍をお祈りするグローバルスタンダードな祝日です。世界各国でこどもの日は5月5日に規定されており、この日は自分を育ててくれた両親に最大限の感謝を込め、家族ぐるみで何かお祝い事をします。私は現在、諸事情で父親と離れ、母親と一緒に同居しています。現年齢は21。もう子どもと呼べる年齢ではないですが、”こどもの日”というめでたい祝日に何もせずダラダラするのは勿体無い!ということで、今日はとびきりのご馳走を用意しました。それはズバリ、”手巻き”です。普通、柏餅とか洋菓子ケーキなど、その祝日になぞった特別な食べ物を用意するのですが、別にそういうルールにこだわらずに自分らが楽しければそれで良い!という考え方に至り、3パックに入ったお刺身、酢ご飯、海苔(のり)を用意して手巻きを食べました。

 

これがまた美味。普通の赤みのマグロではなく、中トロ大トロという贅沢なラインナップを揃え、ご飯も2人で3合といつもより多めに炊きました。他のネタとしてはハマチとサーモン、タコ、シソといった、ごくシンプルな組み合わせ。しかしシンプルだからこそ、味もより安定感がある。頬が落ちそうなくらい、中トロの脂が口の中にす〜っと溶けていきました・・。ちなみに母親は自分が食べるネタを控えめにし、残った刺身を全部自分にプレゼントしてくれました。これもこどもの日ゆえでしょうか。残った刺身は大トロ2枚と、イカ、ネギトロの大盛り付け。なんと贅沢!まるで貴族の宮廷暮らしを味わっている気分です。おっと、そんな贅沢に浸ってはいけない。残ったネタを美味しくいただき、のりで包んで口にパクリ。非常に満足度の高い食事でした。

 

こどもの日は男女問わずお祝いするイベントの日です。もちろん、ケーキを作って盛大にパーティをやる家族もいれば、ささやかにパーティをする家族もいるでしょう。お祝い事の形は人それぞれです。自分たちのペースでお祝いをすればいいのです。自分の家にはこどもの日に飾る五月人形や公園で旗揚げする用の鯉のぼりがなかったため、今日は自宅でのんびり手巻き尽くしでした。私がたまに祖母の家に遊びに行くのですが、祖母はそういった伝統行事や文化を重んじる性格ゆえ、鎧兜はしっかりと飾り、風呂には菖蒲を浸して、無病息災や健康を祈って気持ちよく湯船に入ります。他にも節分の日には豆まきをし、部屋中砕けた豆だらけになります。そのため、後片付けに手間を要しますが、祖母にとってはそういう手間も惜しまないほど日本の伝統文化に深いこだわりを持っているのです。

 

今日はこどもの日。そして5月12日は母親の日です。今まで自分を育ててくれた分のお返しをするため、自分からの盛大なVIPレシピを作ってみたいです。自分は晩御飯を毎度担当しているのですが、その中でも今までに作ったことのない、ミシュラン5つ星(少し調子に乗りました笑)のVIP料理を振る舞い、母親を喜ばせてあげたいです。まだ料理の腕は半人前ですが、これでも自分が精魂込めて作り上げたレシピを用意し、母親に恩返しをしたいという気持ちでいっぱいです。5月12日はどんなレシピになるか、今はまだ検討中ですが、今までにやったことのない未挑戦のレシピにトライしたいと思っています。腕が鳴りますね。